あまり話の展開がわかりにくい

2023/06/03

良くも悪くも丁寧に制作されています。それが故に「そんな怖くない」というホラー映画としては大きな難点も抱えています。喩えると、「２１世紀のフレディ」みたいな感じで、基本はオカルトホラーでありつつも、「怖いのは人間」も描いていた作品でした。色んな謎が未回収のままにもなるので、「丁寧に作られているから全部見せてくれるのかな？」と期待してしまう分だけガッカリ感も増してた感じに。また、「期待は裏切らないが、予想も裏切られない」という感じで、次/この後に何が起こるのか？がわかりやすいのも難点でした。逆に言えば「ホラー初心者初級者向け」であり、付き合う直前直後位の恋人同士や宅飲みパーティ等で観るには丁度良いかもしれません。大きな加点要素が無い代わりに、特に大きな減点は無く、平均的に全部が「悪くない」という質だったので、「平均よりは、少し↑」という意味合いで、★４と考えました。＝【突出した良さがあるから★４、ではない】ので、期待し過ぎて観始めない方が良いとは思います。別の喩えで言えば「ファミレスの料理」感。「不味くは無いが美味しいわけでも無いが、一定の質は保証されてる」…的な。ホラー中級者以上の人はには多分向いてない映画ですが、逆に、ホラーが苦手な人が克服したい時に「最初の一歩」としては良いかもしれません。

2023/05/31

愛に失明し人生に溺れてしまった男の話だ。論理的な註釈を言うと主人公にしか非はないんだが、それを間接的に起こした彼女の罪は重いと思う。期待させて、ただ待っているだけ。罪深いよ。女が魔女というのがよくわかる。

2023/05/27

原作小説から3回目の映画化作品です。基本的に話の筋や登場人物などはだいたい同じなのですがドローンを使ったカメラワークなど今風にアップデートされています。もし気に入ったらぜひ1985年版を見て下さい。BGMなしの超硬派戦争映画になっています。

2023/05/27

2人の男女が出会い、離れ、再開するもすれ違い、それぞれの人生へと別れて…それでもなお結ばれる運命の糸の物語。ここまでドラマチックな人生を送る人は早々いないだろう。けれど、恋愛に限らず、人生とは小さな縁と選択の繰り返しである。あの時あの場所で出会っていなければ…あるいは、あの時あの場所で出会ったのは出会うべくして出会った必然だった…など。(以下ネタバレあり)特に印象的だったシーンは、漣と香の娘結が泣いてる葵に抱き付くシーンや、ラスト付近で葵を追いかけるべく車に向かおうとする漣が「そうだよな…」と追うことを諦めた時に、娘にどんぐりを投げつけられたシーン。本作品でどんぐり(?)をぶつけられるシーンはいくつかあるが、どれも漣にとっての運命の岐路になっており、そこでどんぐりを投げつけた相手から背中を押される描写となっている。タイミングや縁、あるいは選択次第で、何が起こるか分からないのが人生であることを改めて感じさせられる作品だった。

2023/05/26

「君の名は。」がとても好きで今回も期待いっぱいで視聴しました。先に見た家族の言で「前作ほどじゃない。」と聞いていましたし、このレビューにも同じような感想が寄せられていましたが、私は大満足でした。前作もそうでしたが、絵の美しさ、特に空や街の俯瞰の美しさ、音楽（歌）の入り方、伏線の回収の仕方などお見事でした。人によっては”あざとい”演出に映るんだろうな、なんていらん心配がよぎりましたが、私には、まるでツボを心得たマッサージを受けている心地で、至極気持ちよかったです。悲劇的展開からハッピーエンドへの切り返しも安心感があって後味良いです。今後も新海作品は「安全パイ」として見続けたいと思います。

2023/05/24

まず、ヒロインの女の子がかわいかった。坂道の小坂菜緒に似てるかも。脚本も手が込んでいたと思う。世にも奇妙な物語に酷似していて、最後まで目が離せない内容だった。

2023/05/21